


雨を見て忌まわしい"過去"を思い出した亮司と雪穂・・・
シーツを巻きつけてバスに入るオンナって・・・いないよ


「雪穂が幸せじゃなきゃ、オレが死んだ意味ないんだよ」
亮司は雪穂の幸せを思って再び身を引く・・・
(NA)なぁ、雪穂。知ってる? 地球からは月の裏側はみえないんだ。輝くその顔の裏側がどうなっているのかオレ達は見ることはできない。
ちょっと違うか? 写真でなら見れるんだから・・・。オレは知ろうとしなかっただけなのかもしれないな。月の裏側・・・隠されていたあなたの姿を・・・


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篠塚に会うことを期待して茶店でたたずむ雪穂。


そこに篠塚が現れる。


更に江利子が現れ、雪穂は二人が交際していることを知る・・・。
後日江利子と篠塚と食事をした雪穂は、



天真爛漫に生き、自分が『幸せ』であることに気付かない真っ直ぐな江利子が




篠塚に強く愛されていることに強い嫉妬を覚える。
この醜い表情、ある意味たまらないッス。
目先のルックスに惑わされず、「自然に気遣いが出来る娘」を選べるそふいう人に私はなりたい・・・
亮司のアジトで、


「やっちゃってくんないかな? 藤村都子とおんなじように・・・」と強姦を依頼する雪穂。


「ただその娘を不幸にして欲しいの・・・」
「冗談だろ・・・」


「ねぇ、リョウだってそう(不公平)だって思うことあるでしょ?」
「ねぇよ! あったとしてもわざわざ人の幸せ壊してやろうなんて思わねぇよ。
本気で思ってるんだったら病院行ったほうがいいよ」

「ねぇ、ほんとにそう思うことない?」
「ねぇよ」
「ほんとに?」
「しつこいな!」
「そっか・・・」

江利子への陵辱を一度は断る亮司。このあたりは幼い頃から大人におもちゃにされてきた雪穂と雪穂に出会うまでは比較的平凡に暮らしてきた亮司の生活環境の差が出ている。というかこういう環境に育って性格が形成された雪穂の心情を理解することは、彼女のすべてを受け止めて生きていくことを決意した亮司であっても難しいはず。この心理描写の巧みさこそがドラマのいいところだと思う。
雪穂にいわれた「不公平感」についてを友彦に聞いてみる亮司。

「めちゃめちゃあるよ。だってさオレすっげえ腹ゆるいもん」

「もうさ、"あっ"と思ったら」

「突然下すレベルでさ・・・」

「間に合わなくて何度泣きをみたことか・・・」

「中学のころなんかさ、オレそうとう暗かったよ」

「家でも荒れててさぁ、『こんなウ○コのでやすいカラダに産みやがって!』」


「合コンでさ、意外とツカめるんだよ、コレ」
これは第4話のこのシーンが伏線。
同じお腹がゆるい男(寸前で泣きを見るほどではないが)としてワロタ。ネタにする勇気はないけど。それにしても友彦、いいヤツだなぁ。亮司と雪穂との差、ってこういう友達の差というか他人に対する信頼感の差なのかな? と思う。
雪穂の性格の破綻に気付きカウンセリングを勧める礼子・・・。


「ホンマは誰のことも信じてへん。誰にも心の内を見せる勇気がないんや」
「そんなの見せたって・・・」
友彦の話を聞いて「前向き」に生きることを勧める亮司・・・。


「笑い飛ばせとは言わないけど不幸を振りかざしても仕方ないし、やったとしても結局雪穂後悔するだけじゃない?」
結局この「笑い飛ばせ」に引っかかってしまうんだな・・・、雪穂は。
脅しをかけてきた松浦と組むことによって亮司を呼び出す雪穂。




まんまと呼び出される亮司。
松浦行きつけのおでん屋が「たこ焼きパパさん」というのはどうなんだろ? 私的には小ネタとしておkだけど、あざといと感じる人もいるかも。


松浦いきつけのラブホをしっかり把握している亮司^^;


「リョウは正しい。でも正しいことなんて言われなくてもわかってんだよ」
(松浦と雪穂が部屋に入る。しばらくして・・・)

「なんか、途中から泣き出しやがってよ・・・。なんかめんどくせぇなぁ」


「帰ろ、雪穂・・・」(すっかりヘタれモード復活)
「これ見て!」



「ちゃんと見なさいよ! 私がされてきたこと」
「私間違ってるんだよね。不公平だって思ってるのは間違ってるんだよね!」


「これ笑えるようにならなきゃいけないんだよね!」
「言われたくなかった! リョウだけには言われたくなかった!」

「やってやるよ。雪穂の人生ボロボロにしたのはオレとオレのオヤジだから・・・」
結局、雪穂の小芝居に騙されて新たな犯罪に手を染める亮司。いくら亮司が正論を振りかざしても例の写真を見せられたら何も言えないよなぁ。不幸を笑い飛ばすことは出来なくても、利用することは出来るんだな。
こうやって過去を利用しているところを見ると、過去が「トラウマ」になっているのはむしろ亮司の方で、雪穂は案外吹っ切っている部分があるのかなと思ってしまう。
松浦と部屋に入ったところは、途中で松浦が出るところまで二人の計算じゃないかと思う。松浦は写真をネタに亮司からカネが欲しいだけだし、雪穂は亮司を隷属させられればカネなんかいらないし、お互いの肉体には興味がないはずだし・・・。亮司を呼び出すためだけのコンビだから。
亮司を隷属させた雪穂は更に「家を出る」とカマをかけて礼子を黙らせる・・・。



そしてある晩、江利子が篠塚の家に向かう途中に暴漢に襲われる。


東宝芸能は背中もNGだそうです。
教会の前でたたずむ亮司。


「いつもこうなっちゃうんだよな・・・」
雪穂に再び犯罪の片棒を担がれたことに怒り、すべて計算だったんだろうと雪穂を責める亮司。

「他の人とは違う、リョウにはわかって欲しいと思っている」と説く雪穂。

結局「相手のキモチはどうでもいい」ことだから同じだと吠える亮司。

「私にはリョウしかいないんだよ」と甘える雪穂。

「こんだけ言うこと聞くヤツ他にいないしなぁ。」
「もう何言われてもオレ騙されているようにしか思えなくなっちゃったんだよ。
信じられないんだよ、雪穂のこと」

「全部計算だったからって何なの?」

「リョウ・・・、騙されるほうがバカなのよ」


キレる亮司。
「じゃあ」
(NA)なぁ雪穂、月の裏側にはひとすじの光もなかったよ。ひとかけらの優しさも、ぬくもりも、美しさもなかった。
だけどなぁ雪穂・・・オレを傷つけて去ることがあなたのやり方だったこと、いつの日も変わらないあなたの優しさだったこと、あの無茶苦茶な我がままだって一度でいいから幸せな子供のように甘やかされたかっただけなんだって、今ならちゃんとわかるんだけどなぁ。

「ごめんね、リョウ」
最後の雪穂の泣きの意味は? 「傷つけて去ることが亮司に対する優しさ」だから仕方なく捨てセリフを吐いたってこと? それとも思ってもいないことを言って傷つけてしまった、という後悔? 雪穂の心情がわからない、というか「裏側」を見せたといいながらも完全には理解できないところに今後の含みがあるのではないか。
第4話でダークでクールになりつつあった亮司が再び、雪穂の飼い猫のようになってしまった第5話。おそらく第6話か第7話で原作中盤のヤマを迎えて完全にダークサイドにハマるはず。ここでクールな亮司が形成されるか、雪穂のいいなりのままか、といったところも注目。
ここまですべての犯罪に無理のない動機をつけているのはすごいと思う。原作には二人の行動の一部が記述されているだけで、心理描写が全くないので当然犯罪の動機はわからない。
ミステリー小説としてその事件の不可解さに引き込まれることは事実だが、読了したときに「あの事件の動機って結局何だったんだろう?」と感じるところがあったのも事実。そこを補うために原作の設定をちょこちょこ変えつつも答えを出し続けるこの脚本はやっぱりいいと思う。
話の内容からしてある程度動機の見えない理不尽な事件があっても許容されるのではと思うのだが、一つづつ確実に事件の背景を描く丁寧な仕事振りにはとても感心させられる。
いきなりこんなことを書いたのは原作を読んだ際に「江利子の事件」の動機が雪穂の嫉妬だけでは亮司を動かすには弱い、と感じていたからである。雪穂が亮司を強請ったとなればある程度の説明はいく。これからも動機が弱い、と感じているところがあるのでそこを埋めてくれるのではという期待を持ちつつ見続けて行きたい。











